パソコン周りでトラブった時は慌てないのが吉 投稿日:

仕事していてたまにSOS電話が入ることがあります。

内容は「ネットが繋がらない」「Excelが動かない」「プリンタが動かない」など、普段パソコンを使っている人なら誰でも経験するであろう「あるあるネタ」が殆どです。

私たちプロは電話で症状を聞きながら現場の状況を想像します。そして問題の原因が何処にあるのか推察します。(時には問題そのものが何なのかを推察しますが・・)

電話対応で対処するときもあれば、現地に行って作業することもあります。いずれの場合も、ある程度予測をして仮説を立ててから対処するのです。

でも、お客様は慌ててしまうことが多いですね。調子よく動いていたパソコンがいきなり機嫌を損ねるんですから、そりゃ慌てます。でも、そこでひと呼吸いれて落ち着くのがトラブル回避の第一歩です。


原因があって結果があるんです

電話や現地で聞き取りをするとき、必ず「何をしたらその症状がでましたか?」という質問をします。よくある回答に「何もしていない」というのがありますが、そんな時でもトラブル前後の操作を根気よく聞き出します。

だって、物事の結果には必ず原因があるんですよ。まずはその原因を突き止めないと対処のしようがありません。

パソコン(とその周辺機器)は一種の「ブラックボックス」ですから、一般的な使い方をしていると中で何が起きているのか人間にはわかりません。ですから「何もしていない」という答えが口をついて出てくるのでしょうね。

根気よく尋ねると、何も無いと言っていたのに何かしている、ということが多いです。

パソコンのスイッチを入れてそのまま放置していたらトラブルが出た、ってこともありますが、そんな時も「前回終了時は正常だったか」「普段どんな操作をしているか」などをお聞きします。

未来永劫動き続ける機械なんて、ないんだよ

理論的に「永久機関」ってのも存在はしますが、一般家庭やオフィスで使っているパソコンとその周辺機器には寿命があります。

たとえ昨日まで正常に動いていたとしても、昨日までネットに繋がっていたとしても、今日も正しく動作するとは限りません。デジタル機器の寿命は突然やってくるものなのです。その機械にとって快適な環境で正しい使い方をすれば寿命は延びますが、永遠に動く物ではないのです。

24時間365日動作し続ける「サーバー」と言われるコンピューターの場合、その動作を止めるわけにはいかないので「予防交換」という手段を使う場合があります。

壊れそうな部品をピックアップして、壊れる前に交換してしまうという考え方です。ですが、一般使用のパソコンに「予防交換」的な対処をすることは殆ど無いでしょう。

大事な業務で使うパソコンや周辺機器は、ある程度使ったら新しい物に交換するのが快適に使うコツです。

起きちゃったトラブル。どうすればいいの?!

不幸にもトラブルが発生した場合どうするか。まずは深呼吸です。

それからどうするか。画面に何かメッセージが表示される場合は、その内容をメモするかスクリーンショットをとりましょう。

スクリーンショットのとりかたは機種により様々ですので、ネット検索して方法をみつけてください。(Windows機の場合はPrintScreenキーでとれます)

次に、パソコンの再起動を試みて下さい。再起動ひとつであっさり直るケースが多いです。「困ったときの再起動」はパソコンだけでなくスマートフォンなどでも有効です。

ネット接続が出来ない場合は、ルーターやモデムなどインターネット接続に使用する機械類の再起動(電源の入切)を同時にやってみましょう。大抵の場合はこの再起動操作で問題解決します。

行いたい動作に至る操作方法で、別のアプローチ方法がある場合はそちらを試してみるのも一つの方法です。

例)Excelファイルが開けない

普段は保存場所を開いてファイルのアイコンをダブルクリックして開いているが、その方法で問題発生する場合はExcelを起動してから ファイル⇒開く で開いた場合にどうなるかを試してみる

パソコンには一つの結果を得るときに複数の操作方法が存在するケースが多々あります。「いつもはこうしている」と頑なにならず、違う方法を試してみるのが良いでしょう。

それでも直らない。一体どうすれば・・・

一口にパソコントラブルと言ってもその内容は千差万別ですので、ここで全ての解決方法を列記することは不可能です。

パソコンに限った話ではないですが、何か問題が発生した時に「問題の切り分け」を行うと解決に至るまでのスピードが速くなります。

時間があったり知識が豊富であれば「問題の切り分け」をやってみるとよいでしょうけど、一般の方の場合は難しいと思います。再起動など自分で出来ることを一通りやって直らないときは、素直にプロを呼んで下さい。

その際ご自身が試したことやエラーメッセージの内容、再現性の有無などをなるべく詳しくお伝えください。そうすると復旧作業の効率があがります。

※注意点

「ファイルを間違えて消しちゃった」「パソコンから異音がする」なんて場合は何もしないでパソコンの電源を切って下さい。あれこれ操作すると傷口が広がる場合があるのです。

機械はいつか壊れる物だと思って使う

パソコンやプリンタ、ネット回線や作成したデータ、デジカメで撮った写真データなど形ある物はいつか必ず崩れ去ります。

普段から「こいつらは壊れる(無くなる)ものだ」という意識を持って使うことが肝要です。結果として、優しい使い方になったり大事なデータのバックアップをとったりと、本来便利なIT機器をより便利に使いこなすことが出来ると思います。

いつまでも あると思うな 親と金とデータ

です。